子供の脱毛はいつから可能?
最近ではおしゃれな小学生が増えてきたことに伴い、ムダ毛が気になり始める年齢も低年齢化してきています。
自己処理をしている子が多い中、失敗してお肌を傷つけてしまうことが心配で脱毛サロンで脱毛することを選ぶ子も少なくありません。
体が一番成長するこの時期はお肌も最も敏感で、脱毛サロン選びは慎重に行わなければなりません。
実際に脱毛サロンでも子供用のコースを設けている所がいくつもありますが「何歳から脱毛できる?」「どの部位を施術できる?」など、ここでは子供脱毛をする際に知っておきたいマメ知識を紹介します。
エステで脱毛可能年齢は3歳から
当然ながらお酒や運転免許のように「脱毛は何歳から可能」という法律はないため、基本的には何歳からでも施術を受けることができます。
脱毛サロンの中には“3歳から脱毛可能”という所がありますが、体への影響を考えてちょうどムダ毛が気になり出す人が増える“小学校高学年”や“生理が2回以上来ている人”という規定を設けている所もあります。
そして未成年は大人と同じメニューではなく、施術回数を“6回まで”と制限している所もあり、保護者も子供のためにこのような脱毛サロンを選んであげたいですね。
脱毛が子供にどんな影響を与える?
ムダ毛の生え方は性ホルモンの分泌に大きく関係します。
男性は男性ホルモン、女性は女性ホルモンが安定して分泌されるようになる20代になると脱毛しても効果が期待でき、肌への影響も少ないです。
子供が脱毛することでどんな影響があるのかを見ていきます。
脱毛が子供の肌にどんな影響を与える?
自宅でムダ毛処理をする方法はいくつもありますが、肌に悪い影響を与えることもあります。
・カミソリ→安いものだと100均で何本か入っているものもありますが、ほとんどが一枚刃で切れ味も悪いです。
16歳未満の子供の肌は大人の1/3ほど薄いため、少しの力で出血するくらい傷ついてしまうことがあります。
これはシェーバーを使った処理でも同様ですが、出血を繰り返すと一生消えない色素沈着になる可能性もあるのでおすすめできません。
行うなら高くてもいいものを購入して慎重に行い、施術後には消毒(自覚症状がなくても細かく傷ついている可能性があるため)をしっかりと行いましょう。
・ブリーチ→ムダ毛の色を抜いて目立たなくさせるブリーチは、この主成分が肌には刺激が強すぎて炎症を起こす原因になります。
髪のブリーチをした子供の中には「髪が全て抜けてしまった」という人もいるためおすすめできません。
やむを得ず使う場合には必ず24時間は置くパッチテストをしましょう。
・脱毛サロン→子供が脱毛サロンで施術を受けることの体の影響はまずありませんが、稀に出力が強すぎて施術後に赤みやかゆみが出てしまうことはあります。
また肌への悪影響ではありませんが、一度脱毛して完了してもホルモンバランスの関係でほぼ必ずまた生えてくると思った方がいいでしょう。
脱毛が子供の精神面にどんな影響を与える?
ムダ毛が原因で学校でイジメにあってしまったり、悩み過ぎて外出するのも嫌になってしまう子供は少なくありません。
保護者としては子供が悩んでいる姿を見るのはつらいものです。
この世代はムダ毛以外にも勉強や友達付き合いなど精神的に不安定になる子もいるので、ムダ毛の悩みを“脱毛”という手段で解決してあげることができれば、親子共々前向きになれて楽しい生活を送ることができるのではないでしょうか?
皮膚科の医療レーザーは中学生まではNG
皮膚科などの病院で主に行われているのは医療レーザー脱毛です。
脱毛サロンの光脱毛よりも効果が高いのが特徴で、同じ部位でも1/2~1/3回ほど早い回数で終了します。
効果が高いということは施術で痛みを感じる可能性が高く、痛みを強く感じるほど肌への負担も大きいため、病院では大人の肌に近づいてきた”16歳以上から脱毛可能”としている所が多いです。
この世代でも肌荒れや日焼けがひどいと施術NGになることもあるので希望する人はカウンセリングで肌の状態を見てもらうこと、万が一施術後に肌トラブルが起きた時の対応についても説明してもらいましょう。
子供のエステ脱毛、料金はどれくらい?
脱毛サロンで大人が全身脱毛をする場合、1回あたりの相場は2万円台、パーツ脱毛だとワキなど狭い範囲は1,000円程度、背中など広い範囲は5,000円程度で、子供脱毛の費用はこれよりはリーズナブルです。
実際に子供脱毛コースがある脱毛サロンを見てみます。
・ディオーネ→小学3年生まで全てのコースから割引されます。
ディオーネで行っているのは“ハイパースキン脱毛”。
照射される光の温度は人肌よりも温かい程度で、痛みも肌への負担もほとんどなく“3歳から脱毛できる”と謳う、子供脱毛イチオシのサロンです。
他の脱毛サロンよりも料金は少し高めですが、肌への安全性を考えると金額は関係なく選ぶ人が多いです。
・TBC、エピレ→7歳から脱毛でき、初めて通う人向けのファーストプランがとても格安です。
効果に満足できない場合に返金保証制度がつけられています。
エピレはエステサロン大手のTBCがプロデュースする脱毛専門店です。
両社では同じ脱毛を行っていてサロンの数も多く通いやすいのが特徴です。
・子供脱毛コースのないサロン→子供用のコースがなくてもキレイモや銀座カラーのように学割制度(最初の予約時に学生証の提出が必要)のある脱毛サロンでは通常コースの脱毛料金から数万円割引してもらえる所、またミュゼや脱毛ラボなどで行われているS.S.C.脱毛は脱毛よりも抑毛(次のムダ毛の再生を抑える)仕組みで肌に優しくて子供の脱毛におすすめです。
子供の脱毛について調べて分かったことのまとめ
子供が脱毛する場合に知っておきたいことを調べたポイントをまとめてみます。
・3歳から脱毛できるサロンがあり、大人のコースよりも金額は少しリーズナブル
・医療レーザー脱毛は大人の肌に近づいた高校生から施術可能と決めているクリニックもあり、小中学生までは脱毛サロンがおススメ
・若い世代ほど肌へのダメージが少ない脱毛(ハイパースキン脱毛、S.S.C.脱毛など)を行っている所を選んだ方が安心
未成年が脱毛する場合、親の付き添いもしくは送迎が必要な脱毛サロンもあります。
付き添いや送迎が不要でも、もし親が通っている所があれば一緒に通えたら何かと心強いのではないでしょうか?
脱毛するなら日焼け対策は入念に
光脱毛や医療レーザー脱毛はムダ毛の毛根にある黒いメラニン色素に反応する光やレーザーを照射して毛根にダメージを与える仕組みです。
日焼けで肌が黒いと光やレーザーが肌色に反応して毛根に熱が届く前に肌に蓄積され、施術後に火傷のようなトラブルが起きてしまいます。
脱毛は1回では終わりません。
脱毛すると決めたら完了するまでは日焼け対策はしっかりと行わなければなりません。
特に日頃から日焼け対策をしていない子は多いので、保護者が注意してあげましょう。
ちなみに日焼けと言っても日常生活で焼けてしまう程度であれば問題はありませんが、海や山へいってしっかり焼いてしまうと施術NGになる可能性が高いです。
毛深いことを悩む子供に親はどうすべき?
体毛が濃くても気にしない子はたくさんいます。
しかし薄着になる季節や水着になる季節になるとムダ毛のことが憂鬱で日常生活にも影響が出てしまう子に“気にすることないよ”とか“ほんとに毛深いね”と言うとかえって逆効果になることもあります。
まずは毛深いことに対して共感してあげてから、ムダ毛も肌を保温するなど大切な役割があること、むやみにシェービングをすると肌を傷つけることもあることを本人に話してあげましょう。
その上でどのように処理をしていくか、親子で相談して最適な方法をみつけてあげましょう。